テキストアドベンチャーのログの書き方:変化と未完了項目を記録し、ストーリー全体を復唱しない
各ターン終了後、ログには4種類の内容だけを書く:プレイヤーが実際に行った行動、それによって確認された事実、観察可能な状態変化、まだ閉じていない未完了項目。ストーリーの過程、環境描写、キャラクターの生の台詞は、その台詞自体が確認された事実である場合を除き、ログには入れない。以下では架空の教学例を使って圧縮方法を説明する。そこに登場する駅名、人名、数字、対話はすべて創作であり、実在の作品とは対応しない。

ガイド
各ターン終了後、ログには4種類の内容だけを書く:プレイヤーが実際に行った行動、それによって確認された事実、観察可能な状態変化、まだ閉じていない未完了項目。ストーリーの過程、環境描写、キャラクターの生の台詞は、その台詞自体が確認された事実である場合を除き、ログには入れない。以下では架空の教学例を使って圧縮方法を説明する。そこに登場する駅名、人名、数字、対話はすべて創作であり、実在の作品とは対応しない。
まず4種類の文を区別する
ログを書く前に、そのターンの語りを文に分解し、1文ずつ分類する:
- 行動文:プレイヤーが何を選択または実行したか。「プレイヤー+動詞+対象」と書く。例えば「プレイヤーは送信機を再起動した」。
- 事実文:それによって世界がどのようなものとして確認されたか。プレイヤーが見た、聞いた、または検証した内容だけを書く。
- 変化文:状態が前後で異なる。何が変わったのか、何から何になったのかを示せるようにする。
- 未完了文:まだ行っていない、まだ確認していない、明確に延期された事柄。
ストーリー文(雰囲気、心理、過程の描写)と漏洩文(プレイヤーキャラクターが知り得ない情報)は直接削除する。判断基準は簡単だ:この文をプレイヤーが経験していないなら、ログに現れてはならない。
一貫したケース:海辺の放送局
架空の設定:プレイヤーは整備士「林岸」を演じ、「灰岬放送局」へ故障調査に行く。第3ターンでプレイヤーはミキサーの背面カバーを開け、切れたヒューズを1本見つけるが、手元に予備部品はない。立ち去る前に制御室の方角から断続的なモールス信号が聞こえたが、内容は判別できなかった。
元の長い語り(架空、約300字、大量の過程と雰囲気を含む):
海風が破れた窓の隙間から吹き込む。林岸はミキサーの後ろにしゃがみ、ネジを一本ずつ外していく。金属の匂いが潮気と混ざる。彼は局長がこの機械を十数年使っていると言ったことを思い出す。ついに背面カバーが開き、配線は絡み合う蔦のようだ。彼は焦げ跡をたどって1本のヒューズに触れる。ガラス管はすでに黒く変色し、断裂している。引き出しを二度探ったが、数本の錆びたネジと色あせた当直表しかない。その時、制御室の方角から突然、滴滴答答という音が鳴り響く。途切れ途切れで、誰かが遠くで壁を叩いているようだ。彼は息を止めて数秒聞くが、音はまた止まる。空が暗くなり、彼は明日また来ることにした。
3行のログに圧縮する:
- 行動:プレイヤーはミキサーの背面カバーを開け、配線と引き出しを確認した。
- 確認:ミキサーのヒューズは切れている;局内に同規格の予備部品はない;制御室の方角で断続的な信号が一度発生した。
- 未完了:同規格のヒューズを入手する;信号内容を判別する;信号の発生源を確認する。
比較すると、海風、金属の匂い、局長の言葉、蔦状の配線、当直表の色、息を止めた数秒、空が暗くなったことはログに入らない。「局長が機械を十数年使っていると言った」はプレイヤーが覚えている可能性のある古い情報だが、このターンで新たに確認されたわけではないので書かない。「誰かが遠くで壁を叩いているようだ」はプレイヤーの比喩であり事実ではないため、「断続的な信号が一度発生した」と書き換えて初めて正確になる。
空のログ、重複ログ、事実の疑い
3つの状況が最も書き損じやすい。それぞれに処理ルールを1つ示す。
空のログ:このターン、プレイヤーは観察か移動だけを行い、何の変化も引き起こさなかった。ルールは、行動を1行だけ書き、事実と変化は空欄にし、未完了は前ターンの未閉じ項目を引き継ぐ。埋めるために環境描写を持ち込んではならない。空のログの例:
- 行動:プレイヤーは廊下に沿って制御室の入口まで歩いた。
- 確認:(なし)
- 未完了:信号内容を判別する;信号の発生源を確認する。
重複ログ:このターンの行動が前ターンと同種である。例えば再び引き出しを探る。ルールは同類項を統合し、数量や範囲が変化したときだけ差異を記録し、「再び引き出しを確認し、範囲を工具棚まで広げた」と書き、前ターンの全文を書き写さない。重複そのものは新しい事実ではない。ただし今回、前回なかったものを見つけた場合は除く。
事実の疑い:プレイヤーが検証できない一言を聞く。例えば架空のキャラクター「阿蕎」が「昨夜、誰かが制御室に入った」と言う。ルールはそれを「阿蕎は昨夜誰かが制御室に入ったと述べた」と記録し、出所と未検証状態を明示することであり、「昨夜、誰かが制御室に入った」と書いてはならない。キャラクターが言い訳をでっち上げる場合も同様に処理する:言い訳はキャラクターの主張であり、新しい世界の事実ではない。例えば阿蕎が後に「ただ思いつきで言っただけ」と言った場合、ログには「阿蕎は前言を翻し、以前の主張は思いつきだったと述べた」と書き、「昨夜は誰も入っていない」とは書かない。どちらの発言も彼女の陳述にすぎない。
プレイヤーが得ていない情報を漏らさない
ログの読者はプレイヤーであり、作者ではない。作者は舞台裏の真相を知っているが、ログに先に書いてはならない。方法は、各事実文に出所を補うことだ:プレイヤーが直接見た、直接聞いた、あるキャラクターから知った、ある物品から読んだ。出所のない文は一律で未完了に降格するか削除する。
例えば作者は信号が灯台の自動発報機から出たことを知っているが、プレイヤーはまだ検証していない。ログには「未完了:信号の発生源を確認する」とだけ書け、「信号は灯台の発報機から来た」とは書けない。プレイヤーが実際に灯台まで行き、発報機が動いているのを見て初めて、確認済み事実に昇格する。
ルールをテンプレートに固定する
各ターンのログは同じ小見出しのセットを使う。書くのが速く、項目漏れも起きにくい:
| 欄 | 書くこと | 書かないこと |
|---|---|---|
| 行動 | プレイヤーがこのターンに実際に実行した選択 | 心理活動、迷いの過程 |
| 確認事実 | 出所があり、検証可能な新しい情報 | 作者が知る真相、推測 |
| 状態変化 | 何から何になったか | 変化のない雰囲気描写 |
| 未完了 | 閉じていない問題と延期された行動 | このターンで完了した事柄 |
状態変化は前後の値を書く。例えば「ヒューズ:完好→焼断」「予備部品在庫:不明→ゼロと確認」。前後の差異がなければこの欄は埋めない。
完了チェック
1ターンのログを書き終えたら、6つの質問を順に確認する:
- 行動欄にはプレイヤーが行ったことだけが含まれ、語り手の動作はないか?
- 各確認事実の出所を指摘できるか?
- 状態変化は前後の差異を書いているか?
- 未完了には閉じていない項目だけが残り、完了したものは外へ移されているか?
- プレイヤーがまだ得ていない情報が現れていないか?
- ログと元の語りを照合し、字数は明らかに短く、削除されたのは過程と雰囲気だけか?
6項目すべてを通過すれば、このログは次のターンに使える。第5項を通過しない場合は、事実の疑いの処理ルールに戻り、その文に出所を補うか未完了に降格する。
次のステップ:直近の1ターンの元の語りを用意し、上の表に従って4欄に分解し、さらに6つのチェック項目と照合してもう一度削り、再利用可能なログを1本得る。


