インタラクティブ映画を集団で選ぶ:投票と司会のルールカード
小規模上映での共同選択は、投票期限、同票、遅い意見、司会の停止権限を先に決める。読み上げられるルールカードで複数の意見を一つの確認可能な再生指示へ変える。

票の効力を決めてから再生する
小規模上映では、投票資格、締切、同票の解決、遅い意見、司会が停止できる場合をカードで先に示す。ノードごとに同じ順で行い、結果を確認してからプレイヤーを操作する。物語は議論できても、票数を見た後で集計方法を変えない。
課題は複数人の意見を一回の再生指示にすることだ。選択の結果の意味は物語設計に属し、有効票や誰が確定するかは現場運営に属する。選択肢が明確でも、約束がなければ声の大きい人が全員の代わりに決めかねない。
架空の短編『最終便の渡し船』の八人上映を例にする。桟橋の人物は「桟橋で人を待つ」か「先に灯台を調べる」を選ぶ。八人の観客が投票し、別に司会者と集計担当を置くが二人は投票しない。人数、時間、票数は例示で、実際のユーザー事例、実測結果、製品機能ではなく、DramaForkの自動投票や司会機能も意味しない。
再利用するカード:手続きの争いは冒頭で解決する
次のカードは紙票の例だ。時間と人数を替えてよいが、第一回の前に読み終え、票数で変更しない。
| 項目 | 今回の約束 |
|---|---|
| 参加資格 | 各回開始時に着席した観客が一人一票。司会と集計担当は投票しない |
| 選択肢説明 | 司会が全文を読み、操作と字義のみ説明し、結果を明かさない |
| 討議時間 | 読了後40秒。一発言10秒以内。発言は必須でない |
| 投票時間 | 続く20秒で回収。一つの番号を書き、無記名で箱へ |
| 有効票 | 期限前に箱に入り、明確な番号一つ。白紙、複数、判読不能は無効。未提出は棄権 |
| 締切と集計 | 司会が締切を告げ箱を封じ、担当が読み上げ、司会が照合・記録 |
| 勝者 | 有効票最多が勝つ。着席者全員の半数超は不要 |
| 同票とゼロ票 | 最多同票の選択肢間で公開抽選。すべてゼロなら全選択肢で抽選 |
| 遅い意見 | 締切後の追加・変更なし。上映後に話せ、次回は通常参加 |
| 確定と訂正 | 結果公表後10秒で集計照合し、司会が確定。物語の好みの変化は再投票理由にならない |
空白の記録欄も用意する。ノード名|今回の人数|各票数|無効|棄権|同票処理|最終指示|停止・訂正理由。交代する司会が、すでに何を決めたかを知るためだ。
無記名票でも議論は秘密ではない。好みを公言していれば周囲は選択を推測でき、カードは匿名性の保証にはならない。
一回を計算する:同票後に来た意見は数えるか
桟橋ノードで二項目を一、二と番号づけし、全部読んで討議を開始する。一人は待つ方が約束に合うと考え、他方は灯台の手がかりを失うと心配する。司会は順番を守り、どちらが賢いかを評価しない。発言は次の20秒の回収時間に食い込ませない。
締切時の七票は、一に三票、二に三票、両番号を書いた一票。八人目は未提出だ。八人在席、六票有効、一票無効、一人棄権と記録する。
その人が読み上げ中に「二」を渡し、書くのが遅かったと言う。司会は「今の回の期限を過ぎたので数えません。次回も一票あります」と返せる。受け取ると同票から二の勝利へ変わり、既知の結果に応じて時間を延ばすことになる。
カードに従い、一と二を書いた同規格の折った紙札二枚を見せ、集計担当が混ぜ一枚引く。一が出たと仮定し、「有効票は三対三。冒頭ルールの抽選で一となり、今回は桟橋に残ります」と告げる。10秒の照合で誤りがなければ確定する。
記録例は、桟橋|八人|一三票・二三票|無効一|棄権一|抽選一|確定一|訂正なし。手続きの計算例であり、満足度が上がった証拠やそのルートの優秀さではない。
司会の例外は手続きを直し、物語の選択を代行しない
停止理由は、表示・読み上げの欠落、現場操作による回収中断、発行票と票数の矛盾、確定時の誤クリックに限定する。毎回、何が起き、今の票を残すかを説明する。
担当が「一」を「二」と読んだら原票を残して照合し、全員の再投票は不要だ。司会が選択肢を読まなかったなら情報が不完全なので回を無効にし、説明を補い討議と回収をやり直す。集計修正と選択条件の修正を混同しない。
確定前に留まれるプレイヤーならそこで照合する。誤クリックで先へ進んだ後は実際の操作で戻れるかを見る。戻れなければ「現場は一、誤操作で二」と記し、差を説明して続行か終了を相談する。誤操作を多数の決定と言わない。
「この分岐が面白い」「時間がない」「別ルートは失敗する」は票を覆す理由でない。イベント短縮が必要なら次回前に新時間を告げ、その後の回に適用する。締切済みの回を遡って変えない。
方法を変えるとき、一緒に変更すべきルールは何か
挙手は記入と回収を省けるが追随、何度も変更、数え漏れが起きやすい。一斉に示し集計終了まで保つことと、締切前に変更できるかを決める。「箱に入れたら固定」を引き継ぎながら随時の変更の声を許さない。
少数意見に時間を与えるなら、事前に「同票後に各側一文追加し、一回再投票」と決められる。その回も同票ならどうするかを書かないと終わらない。本例の即抽選は一回の終了条件であり、合理的な意見を選ぶ仕組みではない。
固定カウントダウンを止められない作品には収まらないかもしれない。事前に時間を確認し、全文説明、回収、確定が無理なら運営か場面を替える。毎回40秒の討議を現場で約束しない。
最後に有効、無効、棄権の合計が人数と一致するか、再投票に手続き上の理由があるか、再生が宣言指示と一致するかを見る。不一致なら読題、回収、集計、確定のどこかを特定してから次会のカードを直す。


